4スト-ミニ日誌 Vol.2

4スト-ミニの部屋

Vol.1

Vol.3

Vol.4


10月11日
5号車も完成と思ったのも束の間、載せる予定だったエンジンにXR80のクロス・ミッションを入れていたのを思い出しました。これではチェーンラインがズレてしまうので、ノーマルのミッションに入れ替えなければならず、組み上げるのは、お預けになりました。
5号車に使用したフレームは旧CR80(正立タイプ)の物です。5号車はED専用で製作したので、現行CRの剛性の高いフレームは必要無いと判断しました。補強も追加していないので軽量に仕上がっています。コレでも十分、ノーマルフレームよりは剛性は高いです。
ED用なので当然スタンドが必要です。現在、主流の跳ね上げタイプにしました。サブ・フレームに沿うように収まるので全然邪魔になりません。
轍に引っ掛かったりとバイクを持ち上げないといけない時が多くあるので、リア・フェンダー内側にフレームを伸ばしました。

11月3日
前回の第2戦で、4号車のブリーザーからのオイルの噴出しは半端ではなかったので、容量の大きいキャッチタンク(280cc)を付ける事にしました。これで、もう少しジェッティングを絞る事が出来そうです。

11月23日
第3戦で、アンダー・フレーム部にクラックが発生しました。丁度この部分にフレーム内に入った水が溜まるみたいで、内部から腐食しての破損です。4号車も2年半以上使用しており、モトクロスをメインに使っているので痛んできても、おかしくないでしょう。
折れた部分の周りの腐食が思ったより進行していたので、アンダー部分を新たに作り直しました。いい機会なので、車体のオーバーホールも行いたいと思います。

11月27日
フレームの塗装をやり直し、暇を見て組んでいます。ステムやリンクのベアリングは結構逝ってました。リアサスをOHに出したので、戻ってきたら一気に組み上げたいと思います。第4戦は気分も新たに、思いっきり走れそうな気がします。楽しみ!

2月1日
新しい部屋(Ape50エンジン・チューニング考)を作っているので重複しますが、新たなエンジンの製作に掛かりました。どの車体に乗せるかは未定ですが、4月13日のサファリ240までには完成させたいです。

2月27日
第6戦でキャブレターに水が浸入してスロットルバルブが張り着くというトラブルが発生しました。新たにキャブレターとエアクリーナーを繋ぐ部分を作り直しました。吸入効率が変わってセッティングが外れていなければいいのですが・・・。

3月11日
第7戦でキャブセッティングを大幅に濃くしないと走らないという状態になりました。2次空気を吸っているとして、さてどの部分から吸っているのか?となるのですが、埃の立つレース後に関わらず、キャブ内には埃やゴミを吸った形跡がありませんでした。
で、2次空気を吸っていると仮定して考えられる事はキャブレター前側から吸っていると考えられるのですが、インシュレーター周りは吸気側を作り直す時には前回のままだったので、ここから吸っているとは考えられない気がします。ですが、怪しい部分は消していかないと先に進まないのでインシュレーターを前の物よりもキチンと固定出来る物を新たに製作し直しました。これに伴いキャブレター後方側も手直ししました。明日にでもテスト走行してみたいと思います。

3月12日
テスト走行してきました。結果は、レースの時と同じくらい濃くしないと走りません。これで正常なのかな〜?後はエアクリーナーBOXの繋ぎ目くらいしか考えられないので、ゴムボンドで合わせ目を塞ぎました(ただ今、乾燥中)。埃とか吸った形跡が無いんだけどね(頭痛くなりそ)。明日また走行してみたいと思います。

3月13日
午前中に走ってきました。結果は変化なしでした。ここまでやって変化なしという事は吸気効率が変わってセッティングがズレたとしか考えられません。明日以降から天気が崩れそうなのでレースまでに走れないかもしれないので、この場所でのベストな状態を出しました。考えてみると、現在の仕様のエンジンと載せ替える前のセッティングに近くなりました。

3月15日
”かわーち”さんがCRF150Fを持って来ました。まだエンジンを掛けただけの新品です。画像で見ていただけの印象よりコンパクトでカッコも悪くないです。シート高はCR85くらいでホイールベースが少し長い程度です。
CB・SL90系(1970年)から発展した伝統あるエンジン。63,5×49,5のショートストローク156,8ccエンジンは、どんなフィーリングを見せてくれるのでしょうか?
体格に合わせてハンドルを交換してポジションの変更をしました。クラッチホルダー部品はSL230系の街乗り用?が付いていたのでホルダーごと変更。レバーも当店定番の”てげイージー・クラッチ”に交換して、レバーを引くのがメッチャ軽くなりました。今後、変更・改造等の報告を入れたいと思います。

3月16日
CRF150Fのスロットルをハイスロ化しました。小排気量車は、シビアなアクセルワークを犠牲にしても直ぐに全開に出来る方が速く走れます。キャブのスロットルを戻すスプリングはノーマルでは重くなるので軽くなるスプリングと交換しました。

5月10日
”のりのり”さんから依頼されたXR100改の製作に入りました。CR80の車体にXR100のエンジンを載せるという今となってはオーソドックスな仕様ですが、同じ構成でも製作者によってエンジン位置やマウント方法など様々でバイクの味付けはそれぞれ違っていると思います。この車両と平行して6号車の製作にも掛かろうかと思っています。

5月24日
CRF150Fの兄弟車にCRF230Fがあるのですが、150Fは簡単に云えば230Fのシート高が約40ミリ低くなった車両になります。シート高が低くなれば当然、車体全体も低くなり、ステップ地上高は情けないほど低いです。で、ステップを変更することにしました。
ステップを変更することで、地上高がノーマルより10ミリほど上がりました。ステップ上面の高さはノーマルより10ミリ低く、前後量はステップ中心で6ミリ前に移動しました。ステップ位置が変わることにより長身のオーナーにはポジションが楽になると思います。踏ん張り具合も悪くありません。ステップ単体(片側)で40グラム軽くなりました。

5月29日
オーナーの要望でマフラー(サイレンサー部)を変更しました。ノーマルのサイレンサーは大きすぎるという事で小ぶりの物と交換しました。
重量はノーマルより1.5kg軽くなりました。サイレンサーが小さい上にパイプ径は太くなっているので音量は大きくなります。しかたありません。レーサーXR系のスパーク・アレスターを外した時の音に近いです。

6月8日
”のりのり号”(仮名)の製作にあたって、当人の使用方法を考慮して、エンジン位置とアンダー・フレームの形状を決定しました。私の4号車は、エンジン位置を出来るだけ後方に持っていくためにリンクのステー位置を変更しており(位置変更で車高を下げるのも兼ねているのですが)、ノーマルの車体のディメンションを確保するためにエンジン位置を新たに決定しました。それと、フレームの最低地上高が変わらないようにしました。
アンダー側は、ノーマルのCR80と同じ所から分かれるセミダブル・クレードル形状にしました。剛性確保と見た目にもカッコ良いでしょう。エンジンケースを加工しないで、更に最低地上高をノーマル位置に確保させるのに苦労しました。余談ですが、地上高を確保しているからといってエンジン位置を高くしているわけではありません。アンダー・フレームを残したままエンジンを載せている車両があるようですが、それだとエンジン位置が高くなってしまいますね。

6月12日
梅雨入りして今週は雨ばかりです。バイクが外に出せなくて作業場が狭く困ってしまいます。エンジン前側のマウントステーを作ってエンジンの固定は完了しました。メインパイプ下の補強フレームをシリンダーヘッドカバーが開けられるように追加して、そこにタンクステーを付けてタンクの固定も完了しました。

6月13日
XR100は、空冷なのでラジエターはありません。そのままだとラジエターシュラウドが固定されずに破損してしまうのでラジエターの変わりに枠(何ていうの?)を作りました。ラジエターグリルが付けられるので、パッと見だとラジエターがあるようで良い感じです。この空間は、オイルクーラーや電装品を付ける場所になります。

6月14日
この車両はエンデューロをメインに使うのでサイドスタンドを装着しました。走行中邪魔にならないように、スタンドを跳ね上げた時に横に張り出さないようにしました。