4月27日  前 日


「いざ、出陣」

本番前日、ただ現地へ行くだけじゃないか。と、云われればそれまでなのだが、この日は受付と車検が始まる日である。ここでつまずいたら全てがパーである。この日から既にTBIと向かい合っているのである。まずは今日をクリアーする事、これが、これからの7日間を走りぬく為の前哨戦なのである。

車検待ちで並んでいる私(左側)と長ちゃん(右側)

4月27日、いよいよ出発の日である。AM9:00に長ちゃんが家に到着。私のバイクと荷物を積み込み、臼杵港のフェリー乗り場に向かって出発。途中、買い物をしながら余裕出していたら、フェリー乗り場に11時過ぎに到着して慌てて乗り込んだ。(AM11:35発)臼杵から八幡浜までは約2時間である。フェリーに乗るのは久しぶりだ。(4・5年前くらいのグループN以来かな?)フェリーの中では別にやる事も無いのでのんびりと到着を待つ。予定どうりにPM1:50に八幡浜に到着。フェリーから降り、久万町のふるさと村に向かう。昼食や買い物をしながらPM4:00頃ふるさと村に到着。

受付と車検を受けに行くことにする。受付後、カオルさんを発見。もうすでに終了したとの事。2日前まで全然準備していないどころか、バイクもボロボロに(サイドスタンドはもげていた)なった状態だったのにパスしているとはハッキリ行って驚きである。ん、恒さんを発見。バイクを何やら弄っている。テールランプがつかなくて再車検のようである。予備球を持っていないらしい。他にも保安部品が作動しなくて再車検の車両があちこちにいるようである。あの仲間には入りたくないものだ。車検で、装備品と車両のチェックを受ける。あっさりとパスしてしまった。で、ゼッケンを貼ってもらって車検終了。パルクフェルメにバイクを移動させようとしていると、「窒素ガスはいかがですか?」と云われ、てっきり有料だと思い断ろうかと思ったら、「無料ですので…」見透かされてしまった。(お金ないから遠慮しますという態度が見え見えだったみたい)お言葉に甘えて窒素ガスを入れてもらった。そして係員に案内され、バイクをパルクフェルメに移動し本日のメインイベントは終わりである。長ちゃんも無事に車検終了。

車検が無事に終わったので、一時、顔見知りの人たちと談笑したりしながら時間を過ごし、あたりがそろそろ暗くなってきたので、今夜泊まる実習館へ行ってコマ図の準備をすることにした。実習館には食堂があり、机と椅子が置いてあるので好都合とばかりに部屋を借りることにした。作業を済ませてから晩飯でも食べようと思っていたのだが、なかなか終わりそうも無いので、下の広場の食堂に食べに行くことにした。締まる間際で、うどん定食なら出来るということで、お昼に続いてうどんを食べることになる。空腹が満たされたので、作業を再開するため実習館に戻った。作業は、コマ図を繋げる前に内容をチェックしていくのが私のやり方である。TBIは初めてだが、コマ図走行には十分な自信がある。その日の全行程中のSSの位置関係と給油できる場所を把握していく。基本的にSS時には燃料は満タンにならないようにし、朝早くと夜間時の給油を避ける(閉店の可能性があるから)ように計画を立てる。後は、当日のブリーフィングでの内容(無料給油がある時には優先させる)でアレンジするのである。チェック後、コマ図を繋げるのだが7日分もあると時間がどんどん過ぎていく。やっぱり前日に受付していて良かったと思った。コマ図を繋いで巻き終えたら、防水の為にサランラップで保護する。これで完了である。時計はAM0:30を回っていた。(作業中、カオルさんたちはコマ図そっちのけで前夜祭をしていたらしい。私たちを探す為、私のカミさんに電話をして携帯の番号を聞き出し探していたらしい。携帯は電源切って車の中に置いていました。捕まっていたら、カオルさんの術中にはめられるところだった。)作業が終わったので、2階に上がって寝ることにした。いよいよ明日は本番である。

1日目

TBI日記