KTM200EGS 復活編


【9月22日】
このバイクは、99年式のKTM200EGSです。知人が、シリンダーを焼き付かせて売りに出していたのを引っ張って来ました。この車両は、リアサスがリンクレスのPDSサスになった最初の型で、フロントサスは正立タイプです。私は、この年式が結構好きです。
エンジンが傷んでいるのは当然ですが、さずがに99年式の車両となると全体的に色んな箇所が逝っています。一度、全バラにして組み直していきたいと思います。
シリンダーです。給排気どちらもメッキが剥がれています。でも深い傷は見当たりません。新品のシリンダーに交換するか、再メッキするか検討中です。
クランクの大胆部は、ほとんどガタもなく非常に良い状態です。エンジンの全体的な程度は悪くないような気がします。

【9月23日】
さすがにラジエターは、結構な歪みや損傷が見られます。新品は非常に高価なので修正します。(別に交換する必要も無いのですが)
ある程度までの歪みの修正は出来ました。コアの中に詰まった泥や砂利を取り除き、倒れたコアを一つずつ立てました。重要な役目をする部品なので、日頃からマメにメンテしたい所です。
ステム部やスイングアームピボット部のベアリングの状態は悪くありませんでした。さすがにスイングアームは傷が多いですが大きな損傷は無く、軽くバリ取りだけしました。時間を見てウェットブラストを掛ける予定です。
フロントフォークは、シール、ブッシュ類などを交換してフルオーバーホールしたばかりだったそうで、これは何もする必要はなさそうです。フォークオイルは綺麗でした。

【9月26日】
アンダーに少しだけヒットして凹んだ箇所がありますが、さほど状態は悪くないです。ですが、所々に錆や塗装が剥がれた所があるので再塗装しようかと思っています。
再塗装する前に、痛んだ箇所を修正しておきます。センタースタンドを止めるステーの穴が、手前が上方向に、奥が下方向に広がって、スタンドはガタガタしていました。
センタースタンドは勝手が悪いのでサイドスタンドに変更したいのですが、純正品はボルトが折れたりと品が悪い割には高価なので自作したいと思います。奥のステーを切り取って手前に付け直しました。広がった穴は、裏からナットを付けてガタつかないようにしました。

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