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KTM 復活編


【3月18日】
02年8月にトラブって以来、修理する気力も無く放置プレイ状態だった520を復活させる事にしました。お客の520をメンテしていたらムズムズしてきました。エンジンを割らないといけなく部品代も掛かりそうなのでボチボチと直していこうと思います。
何のトラブルかと云いますと、カム・スプロケットに付いているデコンプのストッパーのボルトとナットが外れて、ミッションに噛み込んでロックしたからです。購入してから1年半後にリコールで部品が届き、その時点で既に外れていたらしく、その翌週にトラぶったのですが、国内メーカーだったら完全にクレーム処理させるところです。今はKTMジャパンが出来たので03モデルからは強くいえるのかな?

【3月19日】
リコールで送られてきていた、ウォーターポンプカバー・ガスケットとデコンプのストッパーのボルトとナットです。このボルトとナットの脱落でトラブルが発生したのです。
早速、エンジンの分解作業に入りました。分解途中にロックしていたクランクが回りだしカラカラ音がするので揺さぶってみたら脱落部品の一部が出てきました。ナットはボルトから外れてなくボルトの頭が千切れています。まだクランクが完全に回りきらないのでボルトの一部が噛み込んでいるようです。

【3月25日】
さて、いよいよケースを割って残りのボルトの頭を探しに掛かりました。ありました、ありました。クランク下のケースに食い込んでいました。クランクが下支点辺りになったところで大胆部と干渉してロックされていました。
これがケース内に食い込んでいた残りのボルトの一部です。これで外れた部品は全部除去した事になります。たかがボルトとナットですが、ケースまで割って修理しないといけません。
当初、予想していたミッション部での噛み込みでなくホッとしています。ケース内側を見て解かったのですが、クランクとミッションの部屋には仕切りがしてあり、ミッション部への部品の進入は無い事が解かったからです。クランクの異常も無かったし、ケースのボルトの食い込んだ所も問題ありませんでした。

【3月29日】
エンジンを組み上げるための部品が届きました。懐の寂しい私には痛い出費です(笑)。ミッション・クラッチなど各作動部品のチェックはもちろん、カーボン除去・バルブの当たり・ピストンリングの交換をして組み上げていきます。
複雑な形状をしたエキゾーストパイプは泥が焼き付いていたりサビが出ていたりと(特に溶接部分)汚れまくっているのでウェットブラストでメッキを傷めない程度の強さで綺麗にしました。
ウェットブラストでパイプ内のカーボンも綺麗に除去できます。
フロントホイールのリムとスポークを磨き上げ、ディスクプレートとホイールカラーをウェットブラストで洗浄しました。フロントフォークとブレーキキャリパーも綺麗にしてフロント廻りは整備完了です。

【3月30日】
シリンダーヘッドの燃焼室、ピストンのヘッド部、エキゾーストフランジに付着していたカーボンをウェットブラストで落としました。この後、シリンダーヘッドのバルブの当たりをチェックしました。

【4月1日】
クランクケース内の部品を洗浄しながら各部品に損傷などないかチェックしながらケースに組み込んでいきます。ミッション系統、クランク、バランサーなど異常ありませんでした。
ケース内各部品を組み込んでケースを合わせました。次はケースR側のクラッチ部品類を組み込んでいきます。

【4月8日】
キック、シフト、オイルポンプ、クラッチなどR側の部品を洗浄チェックしながら組み込んでいきます。インナークラッチハブに少し当たりが見られましたが十分使用できます。フリクションディスク、クラッチプレートも大丈夫でした。
R側のケースを組んで腰下も形になってきました。次は腰上の組み込みに入ります。

【4月9日】
腰上を組む前にタイミングギア、チェーンガイド、チェーンテンショナーを組みます。プーラーを使って外していたタイミングギアは熱膨張させると簡単に入ります。
ピストンにオイルリングとトップリング(セカンドリングは無し)を付けてから組みます。520のピストンは95ミリあるのですが、XR100のピストン(54ミリ)と比較すると大きさが良く解かります。ピストン長は520の方が短いです。
シリンダーを組もうと思ったら汚れが目立つのでウェットブラストで綺麗にしたのですが、ヘッドの部品類が逆に汚く見えてしまうので腰上部品は全部する事にしました。シリンダーヘッドは燃焼室とポートだけしていたのですが外側もする事になったので再度分解しなければならなくなりました。最初からやっとけばよかった。
シリンダーを組みました。ケースとの色の違いが目立ちます。ケースもやっておくべきだったかな?シリンダーヘッドを組み立て直さないといけないので本日の作業はここまで。

【4月11日】
シリンダーヘッドにバルブなどの部品を組み込んでシリンダーと合わせました。手前の黒く伸びている物は、カムチェーンを引き上げるためのタイラップです。
カムギア、ウォーターインペラなどを組み込んだカムシャフトをセットします。カムギアに今回のトラブルの原因のデコンプのストッパーをネジロックでシッカリと装着します。
カムシャフトをセットしたらカムチェーンを引き上げてカシメて連結します。EXC−Rシリーズはカムチェーンを切断しないとシリンダーを外すことが出来ません。
シリンダーヘッドカバーにロッカーアームなどを組み込んで液体パッキンを塗ってシリンダーヘッドに合わせます。タペット調整もやっておきます。
タペットカバー、ウォーターポンプカバー、テンショナーリフター、セルモーター、フライホイールなどを組んで、ほぼ完成です。巻き直しに出しているジェネレーターを待ちます。

【4月17日】
巻き直しに出していたジェネレーターが戻って来ました。ノーマルは110Wの発電量しかなく55/60Wのバルブを明るく点灯できませんでした。巻き直したジェネレーターは80Wのバルブをアイドリングでウインカーとブレーキランプを点けても明るく点灯出来る代物です。ジェレーターカバーに装着してエンジンに組みます。
オイルフィルターを差込口にオイルを半分漬かるくらいまで入れて組み込みます。ノーマルのオイルフィルターはペーパーなので使い捨てで毎回交換しないといけないのですが、半永久使用できるメッシュ製のフィルターを使用しています。

【4月26日】
エンジンが組みあがったので、一気に仕上げようと思っていたのですが、風邪をひいて中断してしまいました。まだ完全に直っていないのですが(明日はレースだぞ)、少しづつでも進めていきたいと思います。
エアクリーナーBOX関係部品とリア・ディスクローターをウェットブラストで洗浄しました。特にエアクリーナーのコネクティングチューブの外側の汚れは手作業では中々落ちにくいので楽です。
リアフレームにリアフェンダー、エアクリーナーBOX類を組んで外装類は綺麗になりました。たったこれだけの事でも体がダルくて作業の進み具合が遅いです。
放置していて一番汚くなっていたのがスイングアームでした。ホンダ製だったら、こんなにはなりませんね。綺麗に磨きこんで洗浄したチェーンスライダーやチェーンガードを組みます。チェーンガイドは新品に交換しました。

【4月29日】
組み立て完了しました。約8ヶ月ぶりの復活です。今年の8月に最後のお勤めをしていただく予定なので、それまで頑張ってもらいます。これから、こいつと付き合う時間が多くなりそうです。

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